霧多布里のエコロジーな生活
少年時代自然が消えていく東京で育った宿主は、
自然豊富な浜中へ移住して、自然な生活を目指してきました。
自然が豊かな場所では、様々な発酵菌が共生・協働しています。
森の腐葉土は、育てた発酵菌で、河川の水を浄化しています。
と言うことは、自然が喜ぶのは発酵状態
そこで、霧多布里の空間を発酵状態で満たそうと考えました。
発酵食品を作る |
味噌や納豆、ヨーグルト、糠漬けなど、 様々な発酵食品を作り、食べています。 |
腸内・身体を発酵状態に |
まずは、自分の体内や身体を、発酵状態にすることが、 空間を発酵状態にする第一歩と考えています。 よく噛んで食べる・楽しく食べる・ゆっくり食べる 腸内発酵菌が好む、オリゴ糖を摂る 砂糖や単糖類は悪玉菌を増やすので控える 発酵食品を食べる・発酵菌の培養液を飲む 身の回りで化学物質は使わない 添加物や化学調味料・防腐剤などを避ける 植物の還元力を生かした『蘇る水』を飲む |
水洗トイレ |
水洗に使われている水は、アースラブ(矢部菌)を中心とする発酵菌で、 排泄物を完全分解し、再生されたものを使用しています。 20年近く、メンテナンスゼロ、活性汚泥等の汲み取りなし |
生活排水 |
生活排水は、トイレを浄化している菌と共に、池に流れ込み、 分解・浄化されています。 池には、金魚が住み、水の浄化を見守っています。 金魚は、何世代にも渡って、住み続けています。 浄化を助けるために、洗剤・シャンプーなどは厳選しています。 |
醗酵菌を培養する |
今までは、EM菌をベースに発酵液を作り、使用してきました。 最近は、玄米や野草の乳酸菌をはじめとする 様々な微生物を培養して、育てています。 ブルガリアでは、ヨーグルトの乳酸菌も、 植物の朝露に含まれる乳酸菌を培養して作っているそうです。 |
畑 | 培養した醗酵菌を使用して、有機栽培しています。 |
動物たち |
培養した醗酵菌を飲ませたり、散布して、 動物たちを発酵状態に保ち、悪臭の無い中で育てています。 |
霧多布里の前浜では、大量のホッキ貝が生まれ、育っています。
霧多布里の生活排水や畑、動物たちの排泄物は、
湿原や海に少なからず影響すると思っています。
そのため、環境を発酵状態に保つことには、
多大な労力を費やしているつもりです。
霧多布里の発酵パワーで、
より美味しいホッキがどんどん育っているねと、
言われるように、更に発酵菌を増やしていくつもりです。
発酵状態の中は、蝿は住み難いのか、あまりいません。
カラスは、子育てのための餌に関しては、一心ですが、
発酵環境では、人との共存を望んでいるように感じます。
カラスとの対話の必要性を感じています。